ろくごう整形外科 リハビリテーションクリニック・院長 八重垣 誠

おしらせ

 

一身上の都合にて、5月末頃に退職し、独立させていただくこととなりました。

今まで、ありがとうございました。

また、御縁がありましたら、よろしくお願いします。


処方などが必要な方は五月中旬頃までには受診をお願いします。

 

八重垣 誠

(やえがき まこと)

 

予約受付も五月にて終了となっております。ご注意下さい。



ろくごう整形外科リハビリテーションクリニックです

 当院では膝・肩関節や首や腰からの神経痛で困っているみなさまが、少しでも和らげられるようにサポートする事を理念としています(ペインコントロール、リウマチ治療)。
 
 当院では『開放型MRI』『エコー』をはじめとする最新診断機器を備え、
地域のかかりつけ医として、ロコモ指導による健康増進・運動指導・スポーツ障害・骨粗鬆症・関節リウマチ・外傷・変性疾患・ペインクリニック・老年内科・小児疾患やフットケアなど積極的に取り組み、その後投薬、装具療法、リハビリテーションを通して一緒に症状を和らげていきます。
 
 また、局所注射、各種ブロックで緊張をほぐすと楽になる場合もありますので、ご相談下さい。
 火曜日の午後(14ー16時)は関節リウマチや手術などの予約優先外来をしています。
 
陥入爪や巻き爪、扁平足など足 の治療、足の形に合わせたインソールや靴の作成、御提案をしています。
 
日帰り手術として、バネ指などの腱鞘炎、手根管症候群脂肪腫・粉瘤などの軟部腫瘍、陥入爪手術なども行っております。
 
 
 
 症状別の病気などについての説明も随時紹介していますので、ご相談下さい。
 
整形一般
関節リウマチ
妊婦と薬
母乳と薬の影響 
妊婦・授乳における漢方の影響
頭部外傷 
八戸医師会
労災病院に紹介されました
下肢むくみ
トップアスリートの来院もあり禁止薬物についても考慮が必要です。
日本体育協会  使用可能薬リスト
世界アンチ・ドーピング機構 禁止表
女性アスリートは貧血も多く、疲れやすい場合、適切な鉄分摂取と医療機関でのチェックが必要です。

 


自己紹介です。

名前は 

八重垣 誠(やえがき まこと) 

ともうします。 

 学歴:八戸高校卒業、弘前大学医学部医学科卒業、弘前大学大学院卒業、ニュージーランドのオタゴ大学に留学 

医学博士:弘前大学社会医学講座にてスポーツ医学の実地研究(日本体育大学柔道部、日体大相撲部、東洋大学駅伝部、湘南ベルマーレなど)、地域住民の健康増進(岩木プロジェクトにおける総合検診、運動教室)などを中心に携わってきました。 

 職歴:弘前大学付属病院整形外科、八戸市民病院、青森労災病院、はまなす医療療育センター、弘前市国立・市立病院、函館市立病院、高岡整志会病院、桂整形外科、金木尾野病院などにて様々な上司、スタッフ、患者さんから医療以外にも色々なことを勉強させていただきました。また、整形外科は小児も守備範囲ですので、小児科と、創の管理の勉強のため形成外科でも研修させていただきました。今後は当院で、今まで培ってきた事を地域に還元し、寄り添っていきたいと考えています。 

資格: 

日本整形外科学会専門医 

日本体育協会認定スポーツドクター

日整会認定リウマチ医 

日整会認定リハビリ医 

日本リウマチ学会員、

日本臨床リウマチ学会員、

日本人工関節学会員 

MPS研究会会員

身体障害者指定医 (書類作成)

補装具交付意見書作成(内反足の靴型装具の作成や、膝、手などの各種装具の交付)

 医師会看護学院 整形外科 講師

 

 趣味:旅行、読書、音楽鑑賞、温泉、スポーツ鑑賞など。 

  

 今後、地域の運動器を中心とした治療・貢献をしていく上で、理念に賛同し治療を一緒にしていきたい看護師Nsやリハビリスタッフ(PT、OT)を募集しています。興味がある人は南六会にお電話お願いします。 

医療法人南六会:TEL.0178-82-2000

http://www.nanrokukai.com 

  

最後に、診療やスタッフなどについて何らかの相談があれば、当クリニックに連絡をください。 

  お電話tel:0178-71-2200  、院内 投稿箱、もしくはメール(お問い合わせより) 

 



心肺蘇生・AED講習を行いました。


日本リウマチ学会で疼痛治療の演題で発表してきました

関節リウマチの疼痛治療において、MTX, 生物製剤、カクテル療法も大事です。さらに並行して疼痛管理として痛み止めの内服・注射の併用も重要となります。

 


時間がなかったので、会場内のシャチホコを併記してます。



超音波学会に行ってきました

 

治療において、エコーも併用すると治療効果が高まります。腰痛も心因性だけでなく、曲げ伸ばしなどで痛い場合は筋膜由来の場合がありFasciaリリース(筋膜リリース)が著効する症例もあり、神経・背骨の鑑別に有効です。また、下肢痛・上肢痛・スポーツ障害もエコーを用いて注射などで疼痛コントロールをすると効果があがりますので、お困りの方はご相談下さいる。


線維筋痛症の治療は様々ですが最近様々な薬が出現しており、改善の可能性があります。

身体と精神の関係も厳密には分離することは困難であり、治療は個人と向き合える、クリニックでの治療が適している印象があります。
また、不眠による疲れの蓄積もあり、適した指導・投薬もしてます
本日は八戸の三社大祭があり、当クリニックにお囃子の方が沢山来院されました。このようなお祭りは元気になりますので、病気もなんだか和らぐようです。
お祭りの動画もありますので、ご参照ください。(前夜祭山車の変形)

八戸の冬は雪は平野部は少ないですが、路面が凍結気味です。土地柄スケートなどの冬季競技が盛んで、現在、新規スケート場が建築途中です。

先日、冬季オリンピックの金メダリスト清水宏保とお話しさせていただきました。
機会があれば、リンク完成の際は八戸までお願いします(^^)。

痛みと漢方

 
最近は様々な疼痛緩和のために、投薬やブロック、リリースをしていますが、それでも難治症例があります。漢方の講演会や勉強会に出席すると、実臨床で役立つ勉強をたくさんさせていただきましす。(診察が早く終わったり、休診の場合は申し訳ありません。その分、日常診療の際に恩返しさせていただきます).
妊婦・授乳における漢方の影響:
妊娠中に行う漢方薬投与は、慎重に投与するようにすれば投与可能と考えてます。催奇形性を認めた報告はないようです。
 漢方では養生という考えがあります。「気」も大事な項目で、ストレスが多いとは思いますが、上手い発散方法や解決方法を探してみればいいとの事です。
私事ですが、富士山の御来朝を見ると、クヨクヨするなよ、全力で明日へ向かって歩いていこうという気持ちになります。
中高齢者の場合、様々な症状が重なっており、西洋薬と漢方薬を交互に組み合わせることにより、症状が緩和されることもあるので、ご相談下さい

リウマチなどにおいて疼痛コントロールは満足度を上げる上で重要です。
腫脹関節については投薬、注射、最終的には手術を施行します。
内服薬も従来の痛み止め以外にも、胃腸や腎臓に負担が少ない薬もありますし、外用薬や注射でもコントロール可能な場合があるので御相談下さい。

先日、疼痛について考えさせられる機会があり、薬が切れた時の辛さを実感しました。現代医療のありがたみを実感すると共に、今後も積極的に疼痛管理をしていきます。


 また、肺炎やインフルエンザ、水痘、帯状疱疹のワクチン、B型肝炎ウイルスワクチンも適切な摂取により発症のコントロールをしていれば、治療薬の選択幅も広がりますので、御相談下さい。

エコーキャンプ

疼痛治療で、エコーを使用しておりますが、先日、合宿セミナーに参加してきました。
疼痛の治療として神経ブロックやFascia リリースなど様々組み合わせていきます。

帯状疱疹後疼痛

神経の修復が難しく、アロディニア含め、1発で全開は難しいことが多いようです。
通常の薬に加え、神経障害の薬や漢方、中枢ブロックや末梢神経のブロックやリリースを組み合わせて治療していきます。

まつ毛の医療薬グラッシュビスタを置いております。使い方を工夫すれば、一箱3ー4ヶ月持つので、エクステが月に五千円前後と考えると経済的ではあります


腰痛やヘルニア、狭窄に伴う腰痛における治療について講演会に行ってきました

当院でも多数、使用しておりますが、新しい機序の慢性腰痛症治療薬の成果が出ているとの発表でした
もちろんリハビリや医療機器、各種ブロックも効果があるので、併用していくことが大事です

脊椎関節炎
45歳以下で腰部や背部痛があり、夜間痛、運動で改善、安静で改善しない場合があります。爪や皮膚、眼の炎症(ぶどう膜炎)、下痢、指の腫れなどがある場合、上記の場合があります。XpやMRI撮影、採血をして診察していきます
 

 MPS研究会に参加してきました
自分の大学院時の研究テーマは健康寿命やスポーツ障害予防でしたが、健康寿命を伸ばすためには、膝や足痛のコントロールは重要です。また、体幹筋力も重要です。
膝痛の改善は特に必須です。ヒアルロン酸などの関節注射、投薬、リハビリ、装具など組み合わせる事が肝要です。切らないで治す、というのは言い過ぎです。あくまで、除痛が目的ですので、一つの方法だけに固執しない方が良さそうで、切らなくても良くなる事も多いという印象です。明日の診療に役立つdiscussion が出来ました。

骨粗鬆症は腰痛や筋肉量と相関します(八重垣誠)。
顎骨壊死などの話も稀にありえますが、2016年の論文によると骨折頻度が圧倒的に多いので、無闇に辞めてしまうのは良くありませんので、ビスホスホネートなどの骨粗鬆症治療薬は必要と考えます。活性型ビタミンD製剤は骨と筋肉に良い薬なので、腎不全などが無ければ治療の相乗効果が上がります。また、注射製剤も良い薬が沢山あるので、生活習慣に合わせて薬を決めていきます。
 
いずれにせよ継続が健康寿命を延ばすために重要なので、一緒に方針を決定していきます。
建物も骨組みが重要で、地震で倒壊しないために、適宜補修をしていくのに似ているような気がします。

新年あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
八戸の冬は凍るため、冬は特に転倒骨折に注意が必要です。高齢腰痛患者さんの多くに骨量低下と、圧迫骨折を認める事があります。脊椎骨折と大腿骨骨折の予防が一番大事で、整形外科が関与すべき病気です

漢方治療では、脈診、瘀血、舌や臍、冷えや火照りなど様々なポイントを根拠に投薬を考えます。


八戸ブックセンター

(^.^)先日、小林市長とお話し出来る機会があり、本の町八戸が始めた八戸ブックセンターについて、おすすめしておりました。
実際に何度か利用していますが、選ばれた書籍とカフェスペースもあり、何度か利用させていただいています。
大都市の総合書籍店に対抗しうるセレクトを心がけているようです。
本を買って(^.^)、応援してみるのも如何でしょうか?


心にも体力 どこに集中、配分するか重要/為末大学

心の体力 という題名で為末大(元陸上世界選手権メダリスト)が投稿しており、治療においても通じる部分があり、原文を引用させてもらいます。
(以下原文抜粋)
一般的にアスリートは溢れんばかりのモチベーションを持った人々と思われているが、実際にはそうではない。引退して急にモチベーションをなくす人や、現役時代でも競技以外には全く頓着しない人もいる。私の実感としては、アスリートは、もちろん凄まじい気力の持ち主はいるにはいるが、ほとんどはうまく心の体力を配分している人々という印象がある。

私の現役時代の根本となる考えは”心には体力がある”というものだった。人間の心は使えばすり減るもので、回復させながら使わないといけない体力のようなものだと考えていた。疲れ切った状態で走ってしまえば怪我をする可能性が高くなるのと同じように、心が消費された状態で無理して頑張ってしまえばある日ぱたっと動けなくなってしまう。それこそ致命傷になるので、直前に回避するようにしていた。

いくら勝負が好きでも、いくら競技を愛していても、夢中になっていても、続けば人は疲れる。長期間の深い没頭が競技力を保つためには重要だけれど、それなりに心の体力を溜め込まないと耐えられない。休むと一言で言うが、疲れているのは体ではないことは多々ある。心の場合に重要なのは休むこともだが、何より”距離をとること”だ。そこに身を染めている間はいくら休んでも本当の疲労は取れない。一定の距離を一定期間とって、初めて疲れていたことに気がつく。長期間疲れていると、自分が疲れていることにすらそもそも気づくことができない。

心には体力があり、年齢とともに少なくなる心の体力を、都度溜め込む時間をとり、それをどこに集中配分するかが重要だろうと思う。


ビタミンDと筋力や骨量の低下

(^.^)ビタミンDの不足が下肢不安定、うつ病、骨粗鬆症を招く可能性が示唆されてます。糖尿病や妊娠、日照不足が悪影響を及ぼすとの疫学調査報告もあります。
ビタミンDを摂取した上で、骨粗鬆症の薬を使用する事が大事です。
 

線維筋痛症

(^.^)線維筋痛症などなかなか難治性の病態もありますが、合わせ技で対処していけばいいかもしれません。あちこち痛みで、不眠になったりすると内服量も多くなり、大変です。当院では出来る限り内服量を減らすよう、注射やリハビリを併用してます。痛みで子供のいる広島まで通って治療していた線維筋痛症の患者さんもいて、広島の太田整形から八戸日赤病院(いつも救急患者や紹介でお世話になっております)を経由し当院に紹介された方もいました。


脳卒中になっても困りにくい治療

(^。^)八戸日赤病院の脳卒中センターの脳神経外科部長より講演がありました
脳卒中ではFASTが大事と言われてるようです
F;face 顔の異常
A:arm 腕が曲げれない、脱力
S:speech 上手く喋れない
T:time 出来るだけ早く治療

治療方法は多岐にわたり、復帰率も高いようです。

整形患者にも時々ありうるため、今後とも連携をしていきたいです



ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は注射で直接関節に届けないと効果はありません


https://www.joa.or.jp/jp/public/about/supplement.html
ヒアルロン酸のような巨大分子は腸管で吸収される時分解されてしまう筈ですから、直接関節に行って良くなるとは考えにくいと思います。
一般にサプリメントとして販売されているものは、科学的データとして有効性が認められていないために保険では認められていません。

上野、大塚、島村らは肝疾患における血清ヒアルロン酸濃度の測定し(肝臓.32:767-774,1991)、
血中のHAの90%以上は肝臓の類洞内皮細胞のRecepterに結合し、肝臓で分解されるため、肝疾患ではヒアルロン酸血中濃度が増加する。特に、血清ヒアルロン酸が200ng/ml以上の場合は肝類洞の毛細血管化を伴う肝硬変が示唆されると報告しています。

 また、森田, 山田, 伊達らは:【変形性関節症Up-to-date】 関節マーカーによる変形性関節症の評価(.Clinical Calcium19: 1586-1591,2009)にて
肝臓の線維化を伴う器質的疾患においては、血清ヒアルロン酸濃度が高値を示すため高齢者において変形膝関節症の評価として用いる際にはこれらの疾患の存在を加味して取り扱う注意が必要であると指摘しています。

また、他の調査でも血清ヒアルロン酸濃度は膝OAの重症度指数よりも血液検査での肝機能との方が有意な相関性をしたようです。

 つまり、だから、ヒアルロン酸を飲んでいても肝硬変に間違われるかもしれませんが、有益であったという証拠は今の所薄いようです。もちろん、効いた気がする人も否定はしないようです。

慢性疼痛とペインクリニック学会


(^.^)東北ペインクリニック学会にて、慢性疼痛治療、fascia リリース、リエゾンアプローチ、慢性疼痛リハビリについて勉強してきました。
 痛みで動かないと筋力も低下し、骨量も減少し、悪循環になります。
 最近は内服薬もいい薬がたくさん出ていますし、麻薬も適切に用いてます。さらにリハビリを通した認知行動療法fasciaリリース各種神経ブロックを駆使して、患者さんと一緒にとりくんでいきます。
 痛みゼロが最終目標ではなく、如何に日常生活に適応できるかが目標です。
ただし、高齢者や糖尿病、抗凝固剤療法中の患者さんは、様々なリスクが上がるため、リスクをとるか攻めるかどうかは、患者さんの考え方次第ですので、出来るだけ利益が上回る方向でご提案していきます。

薬もトラムセット、リリカ、サインバルタ、漢方のほか、ドーパミン製剤(ビシフロール、ニュープロパッチ)も疼痛緩和に有用なようです。
ただし、ベンゾジアゼピン製剤は離脱が難しい事もあり、自己判断による中断は危険なため、相談の上、減薬・中止を相談した方がいいようです。

また、腰痛は今までの生育環境、仕事や学校、親子、夫婦問題といった社会的背景の評価もして行く事もありますし、病前性格や労災関連もあり、一筋縄ではいきません。BS-POPMMPIなどの評価をしている大学もあります。八戸周辺でできる事は神経科や精神科、内科と病診連携が必要です。




関節リウマチ治療における高齢者と感染症、予防接種、妊娠など

(^.^)
大学院の時にスポーツ選手の強負荷トレーニングにおける免疫能の低下の研究をしてました。
強いストレスの下では免疫を司る好中球のオプソニン化機能が低下し、免疫が低下する現象が認められます。

一般に関節リウマチの治療薬でもリウマトレックスや生物製剤の使用で免疫能の低下に注意が必要です。
肺炎球菌ワクチンを打つことにより、この好中球のオプソニン化機能を落とさずに済むようなので、肺炎予防のためにはワクチン接種が重要です。

また、高齢者は腎機能が低下している事が多く、採血や採尿を定期的に行い、チェックをした方がいいです

また、妊娠希望の場合、妊娠3ヶ月前から計画的に薬剤変更をしていきますので、御相談下さい
男性の場合も同様ですが、服用したままでも催奇形性は通常妊娠と同様の傾向との報告もあり、慌てないことが肝要と考えてます。




関節リウマチのマネージメント/エコーや骨粗鬆症、関節保護、感染症

(^.^)
エコーで関節の炎症が強く、全身に波及している場合は、関節破壊の進行の可能性が高くなるため、関節注射や生物学的製剤の検討が薦められます。
 治療において、ステロイドの併用は良好な治療において、必要な事が多いです。2.5から5mg/日位は平均して使用している症例があり、骨量の低下は避けられません。腰痛圧迫骨折や大腿骨頸部骨折は日常生活動作が非常に制限され、介護の原因となります。また、痩せ型の人はより強い骨粗鬆症の薬を用いた方が良さそうです。

 口腔ケアも重要で、歯周病がリウマチの活動性に関与する場合があると言われてますので、症状の有無に関わらず、年に1、2回はかかりつけの歯科医を受診しましょ。
状況によっては、ミノマイシンの抗菌作用や免疫調整作用なども考える必要があります。

高齢者の場合、筋力低下も加わり、ロコモや介護含め、トータルケアが必要です。

また、治療が上手く行くと、旅行したり、仕事をしたり、家事や子守、草取りなどで使い過ぎ(オーバーユース)が問題となります。装具や関節の使い方などを工夫し、関節保護も考えていきましょう。

フットケアも重要で、足を見ると外反母趾や、爪白線、足のタコ、巻き爪などが見られます。靴装具やインソール、ハーフインソール、タオルギャザーなどの運動療法、ベンチ処置をしていきます

それでも残る変形は手術にてトータルケアが必要です。新潟県立リウマチセンターの石川肇先生も特に強調していました。ここの病院に一度行って見ましたが、八戸からは非常に遠く、実際に通うのは困難です。先生もおっしゃっていましたが、地域のリウマチを見れるクリニックとの連携の必要性が今後重要になってきます。


関節リウマチとルノワール

関節リウマチは昔から人々を悩ませてきました。

ルノワールもその1人です。

「父の身体は日を追うごとに石のように固まり、硬直した手は何も握ることができなかった。皮膚はもろく、破れやすい粘膜のようで、筆の柄で傷つけないようガーゼを当てていた。変形した指は筆を握るというより摘(つま)んでいるようであった」

印象派の画家ルノワールの息子の手記の一文です。ルノワールも関節リウマチによる高度の手の変形から、晩年は車いすの生活を余儀なくされました。絵筆を包帯でくくり付けて描いている写真や動画が残っています。

ルノワールは決して職人の父母から生まれたようです。人々の幸せは、幸せな絵が運んでくれると考えていたようで、バレリーナなどの作品を見ていると、心が安らぎます。




「四支動かず、百節皆疼(いた)み、身体太(はなは)だ重く、なほ鈞石(きんせき)を負へるが如(ごと)し。布に懸(かか)りて立たむと欲すれば翼折れたる鳥の如く、杖(つえ)に倚(よ)りて歩まんとすれば、足跛(ひ)ける驢(うさぎうま)の如し(手足が動かず、多くの関節が痛み、体がすごく重くて石を背負っているようだ。布によりかかって立とうとしても翼が折れた鳥のようにうまくいかず、杖に寄りかかりながら歩こうとしても足が不自由な小馬のようだ)」(万葉集 巻五)

万葉の歌人・山上憶良が病に苦しむ人(おそらく自分自身)を描写した文章なのですが、この病気が実は関節リウマチではないかと言われています。


ルーベンスも関節リウマチを患っていたという説もあります。彼の絵(特に晩年の自画像)の中に、明らかに関節リウマチに特徴的な手指の変化を読み取ることができます。

デュフィーというフランスの画家も関節リウマチを患っていました。彼は1950年代にアメリカのボストンにわたって、当時、関節リウマチの特効薬と思われていた副腎皮質ステロイドで治療を受けました。ただ、痛み止め(アスピリン)を併用したために、胃潰瘍ができて、大吐血で亡くなってしまいます。

このように関節リウマチは洋の東西を問わず、文化史にも形跡を残しています。




慢性腰痛と変形性関節症の治療の新たな選択肢

慢性腰痛の治療は疼痛の緩和を求める意見が圧倒的に多いです。最近は胃に優しい治療(飲薬、注射、リハビリ)の研究が進んでおり、当院でも適宜取り入れております。完全な除痛を希望するなら麻薬製剤を用いる事もあります。多くはそこまで至らず、治療経過の中で疼痛の需要ができてきます

慢性腰痛の評価としてRDQ-24を用いて評価する事もあります。最近の研究では治療によりスコアが半分に軽減しており、有益のようです。

長引く痛みにより人間が持っている痛みを和らげる機能が低下してきます。その機能を手助けする作用がある薬があります。眠気やムカムカは1-2週間で落ち着くことが多いです。本来の容量の1/3-1/4から開始するので、増量だけでなく、止める際もかかりつけ医に相談が必要です

便秘ー便秘型過敏性腸症候群

(^.^)
ノロウイルスなどの感染症や精神的なストレスなど色々な原因で過敏性腸症候群が発症する事もある機能的疾患のようです。下痢や便秘などの症状を起こします。もちろん、大腸ガンなどの器質的疾患の検索のため、定期的な大腸内視鏡が薦められます。

 最近はカマやセンナ、プルゼニドだけでなく、リンゼスや漢方なども併用していきます。

慢性疼痛で用いる薬は胃腸や腎障害は起こり難いですが、便秘を起こす事もあります。いい薬ですが、便秘で断念する方も時折いらっしゃるので、新しい薬も提案していきます